「ポケットモンスターX/Y」北米版CMは、3DS時代開幕にふさわしい豪華な映像に

日本と北米にて「ポケットモンスターX/Y」の
テレビCMの放映がはじまりました。

相変わらず、日本と北米では
コンセプトに大きな差がありますね。

◆北米版

北米版の「ポケットモンスターX/Y」テレビCMの映像です。

グラフィックに力をいれているだけではなく、
ロケーションや音楽も気合いが入っています。

北米は、いつも映画のようなコマーシャルを作りたがります。
ゲームの世界と実写を融合したパターンも大好き。

今回のX/YのCMは、2つのパターン両方を満たしています。
北米スタッフがいつも通りの手法でつくったCMなわけですね。

◆日本版

日本版「ポケットモンスターX/Y」テレビCMの映像です。
3つのバージョン(新しいポケモン篇・かわいいポケモン篇・進化するポケモン篇)
を一つにまとめてみました。

「ポケモン」に限った話ではありませんが、
日本の任天堂のコマーシャルは
ゲームシステム(そのゲームならではの醍醐味)を表現することにこだわります。

またCM用にお金のかかったグラフィックをつくることを嫌います。
ゲーム画面を正直に披露する、
という信念をつらぬいています。

やたら北米版のコマーシャルが豪華すぎるように感じますが、
ここ数年ひどい円高だったので
海外の宣伝費を捻出するのは簡単だったという背景があります。

また、日本と違い北米は
ユーザーがあたらしいゲーム機に移るまで時間がかかるんですね。
値段が安くてソフトの揃っている、
DSを買いたがるお客さんが数多くいらっしゃいます。

ようやくソフトのラインナップが充実してきた3DSを
丁寧に宣伝していきたい時期になったわけです。

多少円安にはなりましたが、
ここで宣伝の手をゆるめるわけにはいきません。

さらに海外では「ポケットモンスターX/Y」と同時に
2DSという3DSのエントリーモデルが発売されます。

3D(立体視)の機能がカットされた廉価モデルです。
2DSの発表はDS生産終了の合図に思えてなりません。

携帯ゲーム機の王様である
「ポケットモンスター」最新作が3DSに移行するとともに、
DSの時代は終焉をむかえることになりました。

「ポケットモンスターX/Y」TVCMの豪奢な映像は、
北米の3DS時代幕開けのしるしなのです。

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