2014年8月14日に発売が決まった
Wii U用アクションゲーム「ゼルダ無双」。
「ゼルダの伝説」が舞台の無双だと聞いてもピンと来ない、
どういうゲームなのか分からない人もいらっしゃるかと思います。
今日は「ゼルダ無双」にまつわる制作者やキーワードを
たっぷり解説していきますよ!
◆無双シリーズの醍醐味とは
ゲーム会社コーエーテクモが手がけている
アクションゲームのシリーズです。
有名なのは「真・三國無双シリーズ」と「戦国無双シリーズ」でしょう。
PS2で発売された「真・三國無双2」「戦国無双」の売上げは
100万本を超えており、ゲーム業界にあたえた影響は少なくありません。
今回発売される「ゼルダ無双」も
コーエーテクモが開発・販売することになっています。
※ゼルダ無双の公式スクリーンショット |
「一騎当千の爽快感」がシリーズ共通のキャッチコピー。
社長が訊くで鯉沼プロデューサーが
シリーズ誕生の話を語っていましたので、引用します。
『三國無双』は
1対1の対戦格闘ゲームとしてスタートしたんですが、
ハード性能が向上してきたこともあって、
どうせ三国志の武将になりきってプレイするなら
「大勢の敵兵を相手に大暴れしたい」、
「広大な戦場を馬で駆け回りたい」、
「合戦の勝敗を決するような大活躍がしたい」
というような発想から、はじまったように聞いています
画面にたくさんのキャラクターを登場させなくてはなりません。
そのために、ゲーム機のパワーが必要になるんですね。
業界の技術の進化が無双シリーズを生み出したわけです。
無双シリーズのもう一つの売りは、
分かりやすい操作にあると思います。
おなじく社長が訊くで語られていた
鯉沼プロデューサーの発言を見てみましょう。
『戦国無双』シリーズは、
いわゆる「がちゃ押しプレイ」でも遊べることが
大前提になっています。
ひとつのボタンを連打するだけでも、
全部をクリアできるかというチェックをしています。
そういった意味では
アクションゲームをまったくやらないような人でも、
ボタンさえ押していれば、楽しく遊べるようになっていますので、
「ちょっとアクションゲームは苦手」という方でも、
気兼ねなく遊んでいただきたいですね。
(中略)
そんなこともあってか、『戦国無双』シリーズのお客さんは
4割弱くらいが女性なんです。
「ゼルダ無双」でも「がちゃ押しプレイ」が通用するかは分かりません。
ですが、複雑なボタン操作やコンボを要求される可能性は低いかと思います。
◆ファンが語る「無双」シリーズの魅力
さらに「無双」シリーズの魅力って何だろう? と気になり検索をしてみたら、ファンの方が素敵な言葉で表現していらっしゃったので紹介したいと思います。
ブログKICK THE KICKSHAWさんの
【無双シリーズの】Gocco【魅力とは】の冒頭部分を引用します。
そこで、無双シリーズの醍醐味が先に述べたような
アクション部分の魅力だけであれば、
自ずとシリーズを重ねると飽きもこようものだが、
俺が好きな無双シリーズの魅力は「ごっこ遊び」の部分にある。
そう、シリーズを重ねるごとに演出やシステムの変遷はあれど、
三國無双なり戦国無双なりの世界観を生かした舞台で、
キャラに感情移入して戦場を駆け巡る「ごっこ遊び」の面白さは、
ナンバリングを重ねて作品が増えても各作品ごとの
長所と短所があるから面白いのであり、根強い人気がある裏付けとも言えよう。
「ごっこ遊び」という言葉を読んだ瞬間、腑に落ちました。
キャラクター人気という言葉では安っぽく、
操作が簡単だからという理由だけでは説得力がないと感じていたからです。
キャラクターに感情移入するからこそ、
似たようなシチュエーションをくり返し遊んでも楽しめるという指摘は深いと思います。
任天堂もスポーツを題材にしたゲームやパーティゲームに
わざわざマリオたちを登場させますよね?
そのまま遊んでも充分面白いけれど、
より感情移入してもらうためにマリオに出演してもらう。
自分のゲーム体験を思い返してみると、
そういった狙いがある気がします。
なので、「ごっご遊び」という説明は深いなあと思うのです。
「ゼルダ無双」では、「ゼルダの伝説」の世界で
色んなキャラクターを操って「ごっこ遊び」ができるということになりますよね。
シリーズファンとして新鮮な気持ちで遊べそうですし、
とてもワクワクしています。
◆意外と仲が良い? 任天堂とコーエーテクモ
2010年9月2日発売 「METROID Other M(メトロイド アザーエム)」
「ゼルダ無双」の開発にも関わっているTeam NINJAと
任天堂が本格的にタッグを組んで開発されました。
Team NINJAのリーダー早矢仕 洋介さんが
「ゼルダ無双」のプロシューサーもつとめています。
※公式ツイッター参照
Team NINJAは「DEAD OR ALIVE」シリーズ「NINJA GAIDEN」シリーズを
手がけている大手のアクション制作チームです。
任天堂の坂本 賀勇さんは
Team NINJAに興味をもった経緯を以下のように説明しています。
というのも、その時期に遊んでいた『NINJA GAIDEN』を通して
僕のなかの3Dゲームに対する印象が大きく変わったからなんです。
(中略)
モーションに関してはすごくこだわりがあるのに、
操作性はシンプルで、実際に遊んでみてもすごく快適だったんです。
そこで、このようなソフトをつくった実績のあるチームなら、
僕が考えているゲームを実現してくれるのではないかと思いました。
「社長が訊く」を読むと
任天堂と意気投合したTeam NINJAのスタッフさんたちの
まっすぐな熱意が伝わってきますね。
Team NINJAに興味がわいた人には、
「METROID Other M(メトロイド アザーエム)」はもちろんのこと
3DS用に丁寧に調整され好評を博した「DEAD OR ALIVE Dimensions」もオススメです。
2012年3月17日発売 「ポケモン+(プラス)ノブナガの野望」
あまりの衝撃に、発表時話題騒然となったタイトルです。
「ポケモン」シリーズと「信長の野望」がコラボした本作。
子供も遊べるシミュレーションRPGとして
本格的に作り込まれています。
アニメ調に変更された
武将たちの新キャラデザにも注目が集まりましたね。
コーエー創始者のひとりである襟川 陽一さんが
現場にどっぷりつかって制作にかかわったというから驚きです。
DIAMONDオンラインに掲載されている
石原恒和ポケモン社長×襟川陽一コーエーテクモゲームス社長の対談を読むと
二人の厚い志とビジネスマンとしての才覚が伝わってきます。
任天堂ではなく、ポケモン(ゲームフリーク)との共同開発・販売になるようですが
関わり合いの深いソフトなのであわせて紹介しました。
◆「ゼルダの伝説」らしさとの融合
「ゼルダの伝説」を舞台に無双シリーズの遊びをつめこんだだけではなく、
「ゼルダの伝説」の要素との融合も行われています。
まず目玉となるのが操作キャラクター。
現在あきらかになっているプレイアブルキャラは、
主人公リンクとインパのみですが
他にも使用できるキャラがいるとのこと。
※ゼルダ無双公式ツイッターより |
ゴロン族がつくった日本刀など武器などの設定も凝っているようです。
ハートで表示される体力ゲージ・魔法ゲージなどの
「ゼルダの伝説」らしいゲームシステム、
アイテムを使った巨大ボス攻略の要素もあります。
「ゼルダの伝説」本編のような綿密なナゾ解きはないようですが、
ちょっとした仕掛けなどは期待できそうですね。
無双シリーズ風にアレンジされた
「ゼルダの伝説」シリーズの音楽、というのもすごく気になります。
「三國無双」シリーズはハードロック調、
「戦国無双」シリーズは和楽器がはいったテクノ調らしいのですが、
「ゼルダ無双」は一体どんな感じにしあがっているのでしょうか?
はやく音楽がたっぷり楽しめる
プロモーション映像を公開して欲しいですね。
個人的にあったらいいな、と思うのは協力プレイの要素ですね。
オンラインもあったら、もぉ大歓喜ですよ。
「ゼルダの伝説」は誰かと一緒にワイワイ遊ぶ機会があまりないので、
みんなで遊べる要素があったら喜んじゃいます。
「ゼルダの伝説 4つの剣 25周年エディション」を家族で遊んだときに
めっちゃ盛りあがったので、あったらいいなあ~協力プレイ要素。
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