5月23日に発売される「バイオハザードリベレーションズ アンベールドエディション」
(以下「バイオリベUE」)の体験版が配信されています。
今回は特別にリーブル(@liblu_7)さんに
細やかなレビューを書いて頂きました! ありがとうございます!
Wii U版、もしくはPC版の「バイオリベUE」の購入を検討している方は
ぜひ読んでみてください!
※記事に使用されている画像・動画はWii U版のものになります。
より細かになりました。
特に人物や敵キャラクター等のモデルは
劇的に変化しています。
カドの目立たない3Dモデルに、
大画面でも見栄えのする高精細なテクスチャが貼られ、
まさにHD機クオリティです。
特に注目すべき点は会話中きちんと口が動くようになったこと
敵キャラクターの表現がより雰囲気たっぷりになったことでしょうか。
【ニンテンアド管理人の追記】
イベント中のシーンを録画してみました。
ジルとパーカーの口元にご注目。
セリフに合わせて、ちゃんと喋ってますよね。
何よりすごい進化を遂げているのが、
敵キャラクター「ウーズ」!
公式サイトのスクリーンショットを見るだけでも
体表面がよりボコボコになっていてより気持ち悪くなっているのがしっかりと分かりますが、
実際にプレイしてみるとそれ以上の気持ち悪さが見て取れます。
体表面がジットリ・ヌメヌメ
気持ち悪い湿気に覆われているかんじを見事に表現しています。
さらに倒された時の演出も進化。
3DS版では倒すと体の形が崩れて肉塊と血溜まりになっていきます。
アンベールドエディションでも同じようにして倒れるのですが、
そのリアリティはまるで別物。
※上記動画を参照
肉が崩れていく様子だけでなく、
皮膚がドロドロと溶け落ちていく様子もハッキリと分かります。
そして血溜まりもよりリアルに。
3DS版ではなんだかちょっとドットのようなものが見えていましたね。
これは「ノーマルマップ」という画像データが、
荒いことが原因なんです。
さすが据え置き機というかんじで
ドットの見えないより滑らかでリアルな血溜まりになりました。
気持ち悪かった敵がさらに気持ち悪くなって、
「バイオハザードとして」より理想的になったと感じます。
特にウーズはHD機としても特別申し分のないクオリティに仕上がっています。
が、ここではあえて「ダメだと思った部分」を徹底的に書いてみようと思います。
まず背景に関して。
背景はテクスチャが高品質なものに差し替えられていますが、
3Dモデルは一部を除いてほぼそのままのようです。
なんだか不自然に角張っているところは
プレイしてみるとけっこう目に付くと思います。
ここをしっかりと仕上げてあれば申し分なかったかなと思います。
次に、陰影の処理に関して、
陰影の処理は若干弱いです。
例えば暗いところに入ったにしては
なんだか妙にキャラクターだけ明るく感じたり、
赤や緑の照明が当たった時、
「ここはもうちょっと強く色が変わるんじゃないの?」と感じたり。
あとはまわりの景色による影がキャラクターに反映されない点など。
ここまでを踏まえて「HD機のゲームとしてどうなのか?」というのを簡潔に言いましょう。
「携帯機向けゲームのクオリティは脱したけど、
HD機向けゲームの水準に達しきっているとは言い難い」
というかんじです。
ただ、全く追いついてないというわけでもなくもう少しってところだと思います。
一点タイプのポインターとなりました。
今までのバイオハザードシリーズに慣れた私にはこれが意外と難しかったです・・・・・・。
ジェネシスの使用やナイフ攻撃の操作も変更。
変更すること自体には特に文句はないのですが、
いつもの操作と3DS版リベレーションズの操作に
切り替えられる設定は欲しかったなーと正直思います。
【ニンテンアド管理人の追記】
操作タイプを「クラシック」、エイミング速度を「遅い」にすると、
3DS版に近い感触でプレイできます。
お試しあれ。
一作目のバイオハザードは
「映画のようなゲーム」がコンセプトでした。
よって当時はまだまだゲーム機の表現力が低い頃ではありましたが、
よりリアルなグラフィックを
目指そうというかんじは見て取れましたね。
また、このコンセプトは
「画面にパラメータの表示が一切無い」というスタイルを作り上げました。
残り体力や武器の残弾その他といった表示は
メニューを開かなければ見られなかったのです。
なんとも不便と思いますが、
その不便さによってより不安感を増し、
より濃いホラー体験になったと私は思います。
そして、この「映画のようなゲーム」というコンセプトは
その後の作品にも引き継がれました。
バイオハザードシリーズは
その時その時で最高品質のグラフィックに進化していきました。
そして今日では本当に実写と見紛うようなまさに
「映画のような」グラフィックになったわけです。
しかし、バイオハザード4以降の作品は
画面内にあらゆるパラメータが表示され、
グラフィックは映画らしくなったのに画面表示が映画らしくなくなったのです。
が、Wii U版をTV+Wii Uゲームパッドでプレイした際には
リアルなグラフィックに余計な表示の無い画面--
バイオハザードの「映画のようなゲーム」のコンセプト
そのものとも言える画面に仕上がっています。
リアルなグラフィックは当然、
全機種版共通です。
が、「メイン画面に何も表示しない」というのは
Wii Uにしかできないポイントであり、
バイオハザードシリーズの理想のスタイルであります。
TV+Wii Uゲームパッド スタイルにおいて
画面に表示が出るのは武器を構えた時とその後数秒の残弾表示のみです。
低スペックPCでもサクサク動くPC版
私のPCはGTX650というグラフィックボードが載っています。
これはミドルクラスのボードで価格は1万円程度とお手頃ながら
最新のPCのゲームを高クオリティ設定でプレイすると30fpsでもどうにかというレベルです。
PCゲームの世界では2~3万円のグラフィックボードを買わないと
最新ゲームは快適にプレイできないのです。
ところが「バイオリベUE」では
グラフィック設定を最高設定にしても滑らかに動き、
快適にプレイできました。
おそらくオンボードグラフィック
(CPUに内蔵されている比較的低スペックなグラフィックチップ)でも
第二世代、第三世代COREシリーズのものであれば
グラフィック設定を落とせば支障なくプレイできるくらいの
フレームレートで動くのではと思います。
が、そのグラフィックもあまり差はないです。
私はWii U版とPC版をプレイしてみましたが、
PC版とWii U版に大きな差はないようです。
残るPS3とXbox360も、このスペックのハードなら
このクオリティのゲームは難なく動かせるはずだと思うので
やはり違いは全くと言っていいほど無いと思います。
ですからこのソフトは一番自分に馴染んだハードのものを買うのがいいかもですね。
が、しかしWii U版にはWii Uならではの売りがあるので、そこに注目!
前述のように余計な表示のほとんど無い
「バイオハザードらしい」画作りはWii Uならではですし、
Miiverseも大きなウリです。
ここに魅力を感じる方はぜひともWii U版でプレイしていただきたいところです。
グラフィックについての知識が全然ないので、
非常に参考になりました。
私から伝えることは殆ど残っていませんが、
ひとつだけ。
「バイオハザード」シリーズをはじめて遊ぶ、
アクションゲーム(TPS,FPS)が苦手だという人には
3DS版をオススメします。
ジャイロ操作がある、
立体視のおかげで敵が倒しやすい、
といった初心者にやさしい仕様となっているからです。
どのプラットフォームで遊んでも本質的な面白さはかわりません。
お好きな機種でどうぞ。
【Amazonで購入する】
【Wii U版】バイオハザード リベレーションズ アンベールド エディション
【PC版】カプコン バイオハザード リベレーションズ アンベールド エディション
【3DS版】バイオハザード ザ・マーセナリーズ3D & リベレーションズ バリューパック
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(以下「バイオリベUE」)の体験版が配信されています。
今回は特別にリーブル(@liblu_7)さんに
細やかなレビューを書いて頂きました! ありがとうございます!
Wii U版、もしくはPC版の「バイオリベUE」の購入を検討している方は
ぜひ読んでみてください!
※記事に使用されている画像・動画はWii U版のものになります。
◆3Dモデルが大画面に合わせてより細かに
3Dモデルが大画面に合わせてより細かになりました。
特に人物や敵キャラクター等のモデルは
劇的に変化しています。
カドの目立たない3Dモデルに、
大画面でも見栄えのする高精細なテクスチャが貼られ、
まさにHD機クオリティです。
特に注目すべき点は会話中きちんと口が動くようになったこと
敵キャラクターの表現がより雰囲気たっぷりになったことでしょうか。
【ニンテンアド管理人の追記】
イベント中のシーンを録画してみました。
ジルとパーカーの口元にご注目。
セリフに合わせて、ちゃんと喋ってますよね。
何よりすごい進化を遂げているのが、
敵キャラクター「ウーズ」!
公式サイトのスクリーンショットを見るだけでも
体表面がよりボコボコになっていてより気持ち悪くなっているのがしっかりと分かりますが、
実際にプレイしてみるとそれ以上の気持ち悪さが見て取れます。
体表面がジットリ・ヌメヌメ
気持ち悪い湿気に覆われているかんじを見事に表現しています。
さらに倒された時の演出も進化。
3DS版では倒すと体の形が崩れて肉塊と血溜まりになっていきます。
アンベールドエディションでも同じようにして倒れるのですが、
そのリアリティはまるで別物。
※上記動画を参照
肉が崩れていく様子だけでなく、
皮膚がドロドロと溶け落ちていく様子もハッキリと分かります。
そして血溜まりもよりリアルに。
3DS版ではなんだかちょっとドットのようなものが見えていましたね。
これは「ノーマルマップ」という画像データが、
荒いことが原因なんです。
さすが据え置き機というかんじで
ドットの見えないより滑らかでリアルな血溜まりになりました。
気持ち悪かった敵がさらに気持ち悪くなって、
「バイオハザードとして」より理想的になったと感じます。
◆ぶっちゃけ、「HD機のゲーム」としてどうなのか?
前述のように、キャラクターモデルは非常に出来が良く、特にウーズはHD機としても特別申し分のないクオリティに仕上がっています。
が、ここではあえて「ダメだと思った部分」を徹底的に書いてみようと思います。
まず背景に関して。
背景はテクスチャが高品質なものに差し替えられていますが、
3Dモデルは一部を除いてほぼそのままのようです。
なんだか不自然に角張っているところは
プレイしてみるとけっこう目に付くと思います。
ここをしっかりと仕上げてあれば申し分なかったかなと思います。
次に、陰影の処理に関して、
陰影の処理は若干弱いです。
例えば暗いところに入ったにしては
なんだか妙にキャラクターだけ明るく感じたり、
赤や緑の照明が当たった時、
「ここはもうちょっと強く色が変わるんじゃないの?」と感じたり。
あとはまわりの景色による影がキャラクターに反映されない点など。
ここまでを踏まえて「HD機のゲームとしてどうなのか?」というのを簡潔に言いましょう。
「携帯機向けゲームのクオリティは脱したけど、
HD機向けゲームの水準に達しきっているとは言い難い」
というかんじです。
ただ、全く追いついてないというわけでもなくもう少しってところだと思います。
◆変更された操作性
照準がレーザーポインターではなくPCでFPSをマウス操作するときのような一点タイプのポインターとなりました。
今までのバイオハザードシリーズに慣れた私にはこれが意外と難しかったです・・・・・・。
ジェネシスの使用やナイフ攻撃の操作も変更。
変更すること自体には特に文句はないのですが、
いつもの操作と3DS版リベレーションズの操作に
切り替えられる設定は欲しかったなーと正直思います。
【ニンテンアド管理人の追記】
操作タイプを「クラシック」、エイミング速度を「遅い」にすると、
3DS版に近い感触でプレイできます。
お試しあれ。
◆Wii U版のTV+GamePadスタイルは「バイオハザード」シリーズの理想形
シリーズファンの方は聞いたことのある話と思いますが、一作目のバイオハザードは
「映画のようなゲーム」がコンセプトでした。
よって当時はまだまだゲーム機の表現力が低い頃ではありましたが、
よりリアルなグラフィックを
目指そうというかんじは見て取れましたね。
また、このコンセプトは
「画面にパラメータの表示が一切無い」というスタイルを作り上げました。
残り体力や武器の残弾その他といった表示は
メニューを開かなければ見られなかったのです。
なんとも不便と思いますが、
その不便さによってより不安感を増し、
より濃いホラー体験になったと私は思います。
そして、この「映画のようなゲーム」というコンセプトは
その後の作品にも引き継がれました。
バイオハザードシリーズは
その時その時で最高品質のグラフィックに進化していきました。
そして今日では本当に実写と見紛うようなまさに
「映画のような」グラフィックになったわけです。
しかし、バイオハザード4以降の作品は
画面内にあらゆるパラメータが表示され、
グラフィックは映画らしくなったのに画面表示が映画らしくなくなったのです。
が、Wii U版をTV+Wii Uゲームパッドでプレイした際には
リアルなグラフィックに余計な表示の無い画面--
バイオハザードの「映画のようなゲーム」のコンセプト
そのものとも言える画面に仕上がっています。
リアルなグラフィックは当然、
全機種版共通です。
が、「メイン画面に何も表示しない」というのは
Wii Uにしかできないポイントであり、
バイオハザードシリーズの理想のスタイルであります。
TV+Wii Uゲームパッド スタイルにおいて
画面に表示が出るのは武器を構えた時とその後数秒の残弾表示のみです。
◆低スペックPCでもサクサク動くPC版
低スペックPCでもサクサク動くPC版
私のPCはGTX650というグラフィックボードが載っています。
これはミドルクラスのボードで価格は1万円程度とお手頃ながら
最新のPCのゲームを高クオリティ設定でプレイすると30fpsでもどうにかというレベルです。
PCゲームの世界では2~3万円のグラフィックボードを買わないと
最新ゲームは快適にプレイできないのです。
ところが「バイオリベUE」では
グラフィック設定を最高設定にしても滑らかに動き、
快適にプレイできました。
おそらくオンボードグラフィック
(CPUに内蔵されている比較的低スペックなグラフィックチップ)でも
第二世代、第三世代COREシリーズのものであれば
グラフィック設定を落とせば支障なくプレイできるくらいの
フレームレートで動くのではと思います。
◆どのハードで買うか迷う!という方に
違いが出るとすればグラフィック微妙な違いくらいと思います。が、そのグラフィックもあまり差はないです。
私はWii U版とPC版をプレイしてみましたが、
PC版とWii U版に大きな差はないようです。
残るPS3とXbox360も、このスペックのハードなら
このクオリティのゲームは難なく動かせるはずだと思うので
やはり違いは全くと言っていいほど無いと思います。
ですからこのソフトは一番自分に馴染んだハードのものを買うのがいいかもですね。
が、しかしWii U版にはWii Uならではの売りがあるので、そこに注目!
前述のように余計な表示のほとんど無い
「バイオハザードらしい」画作りはWii Uならではですし、
Miiverseも大きなウリです。
ここに魅力を感じる方はぜひともWii U版でプレイしていただきたいところです。
◆最後に
リーブルさん素晴らしいレビューありがとうございました!グラフィックについての知識が全然ないので、
非常に参考になりました。
私から伝えることは殆ど残っていませんが、
ひとつだけ。
「バイオハザード」シリーズをはじめて遊ぶ、
アクションゲーム(TPS,FPS)が苦手だという人には
3DS版をオススメします。
ジャイロ操作がある、
立体視のおかげで敵が倒しやすい、
といった初心者にやさしい仕様となっているからです。
どのプラットフォームで遊んでも本質的な面白さはかわりません。
お好きな機種でどうぞ。
【Amazonで購入する】
【Wii U版】バイオハザード リベレーションズ アンベールド エディション
【PC版】カプコン バイオハザード リベレーションズ アンベールド エディション
【3DS版】バイオハザード ザ・マーセナリーズ3D & リベレーションズ バリューパック
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