以前から噂がありましたが、
とうとう「ポケットモンスター ルビー/サファイア」のリメイクが発表されました。
プラットフォームはニンテンドー3DS、
2014年11月に世界で発売されます。
「ポケットモンスターXY」のときのように
世界同時発売できるかどうかは不明です。
オンライン機能もありますし
頑張って同時発売を実現してほしいですよね。
「ポケットモンスターX/Y」は2013年10月12日に
世界同時発売されました。
シリーズ初の世界同時発売されるうえ、
充実したオンライン機能が搭載されていたため
2013年の年末商戦の主役になることを期待されていました。
「X/Y」は発売2日で400万本以上販売され、
ニンテンドー3DSのハード市場占有率が上昇しました。
上の画像は、2013年10月31日の第2四半期決算説明会で使用されたものになります。
ポケモン発売週以降の2週間分のデータであり、
各国で3DSの存在感は大きく向上したことを指し示す図です。
これで海外の年末商戦は大丈夫、と楽観視していたのですが
思うとおりにセールスを伸ばせなかったようです。
2014年1月30日 経営方針説明会 / 第3四半期決算説明会での
岩田社長の言葉を引用してみましょう。
まだ自分用のスマートフォンやタブレットを持っていなかった子供たちが
3DSよりも日常用のガジェットを欲しがった、ということになります。
マイクロソフトとソニーの新しい据え置きゲーム機のセールスが
好評だったことを考えると、両陣営の年末商戦の勢いに
任天堂のプロモーションがかき消されてしまった可能性もあったと思います。
日本国内だけではなく海外でも人気シリーズやハードの売上げの初動が高くなっており、
口コミよりもコミュニティの盛り上がりで
売上げが左右されるようになってきているな、と感じています。
「あれ面白いよね」という内容の口コミよりも
「今これが話題だよね」という言葉のパワーの方が強まっている気がしてなりません。
全世界での普及台数は4300万台うりあげた3DSの地位を盤石にするために
投入されるのが「ポケットモンスター ルビー/サファイア」のリメイク作品
「ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア」なのです。
予備戦力として「大乱闘スマッシュブラザーズ for NINTENDO 3DS」もあります。
任天堂はコアゲーマーよりも
一般の消費者相手のビジネスを得意にしている会社です。
でも、流行りのガジェットやサービスに夢中になっているお客さんを
振り向かせるためには多くのエネルギーが必要になります。
時代の流れにあらがうのは得策でない、と考えてもおかしくありません。
そこで目を付けたのが「コアゲーマー」と
「かつてのゲーマー」です。
もともとリメイクの希望が高かった「ポケットモンスター ルビー/サファイア」。
任天堂のゲームからは距離をおいて 海外の有名IPに夢中になっているゲーマー層、
かつて熱心にゲームを遊んでいたけれども今はゲーム機とは無縁の層。
そんな彼らのなかにも、「ポケモン」を心の底から楽しんだ経験をもつ人たちがいます。
海外の大人ゲーマーを「ルビー/サファイア」のリメイクで
惹きつけることができればいいですね。
また「ルビー/サファイア」きっかけで任天堂のゲーム機に復帰してもらい
意欲的な新作ゲームたちに触れてもらえたら嬉しいです。
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とうとう「ポケットモンスター ルビー/サファイア」のリメイクが発表されました。
プラットフォームはニンテンドー3DS、
2014年11月に世界で発売されます。
「ポケットモンスターXY」のときのように
世界同時発売できるかどうかは不明です。
オンライン機能もありますし
頑張って同時発売を実現してほしいですよね。
◆【欧米】ポケットモンスターXYで維持できなかった、年末商戦の勢い
「ポケットモンスターX/Y」は2013年10月12日に
世界同時発売されました。
シリーズ初の世界同時発売されるうえ、
充実したオンライン機能が搭載されていたため
2013年の年末商戦の主役になることを期待されていました。
「X/Y」は発売2日で400万本以上販売され、
ニンテンドー3DSのハード市場占有率が上昇しました。
上の画像は、2013年10月31日の第2四半期決算説明会で使用されたものになります。
ポケモン発売週以降の2週間分のデータであり、
各国で3DSの存在感は大きく向上したことを指し示す図です。
これで海外の年末商戦は大丈夫、と楽観視していたのですが
思うとおりにセールスを伸ばせなかったようです。
2014年1月30日 経営方針説明会 / 第3四半期決算説明会での
岩田社長の言葉を引用してみましょう。
年末商戦というのは、いろいろなクリスマスプレゼントの候補の中で、
お子様のウィッシュリストの一番になったものしか、
150ドル、200ドルの商品はなかなか買っていただけませんから、
「ウィッシュリストの一番にできなかった」ということだと認識しています。
「ウィッシュリストに全く載らなかった」というよりは、
「一番になれなかった」ということで、
「一番にするために何が足りなかったのか」ということだと思います。
まだ自分用のスマートフォンやタブレットを持っていなかった子供たちが
3DSよりも日常用のガジェットを欲しがった、ということになります。
マイクロソフトとソニーの新しい据え置きゲーム機のセールスが
好評だったことを考えると、両陣営の年末商戦の勢いに
任天堂のプロモーションがかき消されてしまった可能性もあったと思います。
日本国内だけではなく海外でも人気シリーズやハードの売上げの初動が高くなっており、
口コミよりもコミュニティの盛り上がりで
売上げが左右されるようになってきているな、と感じています。
「あれ面白いよね」という内容の口コミよりも
「今これが話題だよね」という言葉のパワーの方が強まっている気がしてなりません。
◆新作ではなく、あえてリメイクである意味
投入されるのが「ポケットモンスター ルビー/サファイア」のリメイク作品
「ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア」なのです。
予備戦力として「大乱闘スマッシュブラザーズ for NINTENDO 3DS」もあります。
任天堂はコアゲーマーよりも
一般の消費者相手のビジネスを得意にしている会社です。
でも、流行りのガジェットやサービスに夢中になっているお客さんを
振り向かせるためには多くのエネルギーが必要になります。
時代の流れにあらがうのは得策でない、と考えてもおかしくありません。
そこで目を付けたのが「コアゲーマー」と
「かつてのゲーマー」です。
もともとリメイクの希望が高かった「ポケットモンスター ルビー/サファイア」。
任天堂のゲームからは距離をおいて 海外の有名IPに夢中になっているゲーマー層、
かつて熱心にゲームを遊んでいたけれども今はゲーム機とは無縁の層。
そんな彼らのなかにも、「ポケモン」を心の底から楽しんだ経験をもつ人たちがいます。
海外の大人ゲーマーを「ルビー/サファイア」のリメイクで
惹きつけることができればいいですね。
また「ルビー/サファイア」きっかけで任天堂のゲーム機に復帰してもらい
意欲的な新作ゲームたちに触れてもらえたら嬉しいです。
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