Quantcast
Channel: NintenADo
Viewing all articles
Browse latest Browse all 555

「ロデア ザ スカイソルジャー」「天空の機士ロデア」開封! 遊びのコンセプトや操作性など、Wii版とWii U版の違いについて解説します

$
0
0

2015年4月2日、全国のゲーマーが首を長くして発売を待ちわびた
「ロデア ザ スカイソルジャー」がリリースされました!

「ソニック」「NiGHTS」で有名な、中裕司さんが直接開発にたずさわっている
Wii版「天空の機士ロデア」が初回版に同梱されています。


話は複雑になりますが、Wii版「天空の機士ロデア」が先に開発されたのです。

「ロデア ザ スカイソルジャー」は3DS版/Wii U版用に
内容がアレンジされており、ゲーム性は異なっています。

開封の様子を紹介しながら、
ゲームの中身についても解説していきますね。





「ロデア ザ スカイソルジャー」の同梱スペシャルパッケージです。

2本のソフトをバンドルするために、
特別なサイズ・デザインの外箱が用意されています。


「ベヨネッタ1/2」が同梱されたときと、箱が似てますね。
1本の値段で2本付いてくるので、かなりのお得感があります。


Wii用ソフト「天空の機士ロデア」と
Wii U用ソフト「ロデア ザ スカイソルジャー」。

タイトルだけではなく、パッケージアートも異なる両者。


Wii版の方がタイトルも絵柄もキャッチーな感じ。
Wii U版はかっこよさを重視しているんでしょうか。

プレイしてみると、物語やキャラクターがとても魅力的なので
Wii版のデザインのほうがしっくり来ますね。


Wii版のメインキャッチコピー
「Wiiリモコンを使って、大空を駆け抜けよう」

WiiU版のメインキャッチコピー
「この想い、未来へ届け」


採用されているスクリーンショットやデザインは違うものの、
ゲーム紹介文は同じです。


ピクチャーレーベルはこんな感じ。

ジャケットのアートがそのままディスクにも使われています。

絵柄にヒロインがいると、
やっぱり華やかになります。



「天空の機士ロデア」には取扱説明書が、
「ロデア ザ スカイソルジャー」には操作説明シートが封入されています。

操作の説明部分が異なっているのは勿論のこと、
デザインやイラストも違うのですね。


あとで詳しく書きますが、
Wii U版の「ロデア」は時間とお金をかけて
細かい部分までアレンジしている形跡があります。



◆操作性だけではなく、内容や商品とのコンセプトも全く異なる


序章、チャプター1、チャプター2を繰り返し遊び込んだ上での感想を紹介しますね。


Wii版「天空の機士ロデア」のグラフィックは、
からっとした爽やかな空気感が表現されており、好印象です。

はじめからHD対応のテレビモニターでプレイすることを前提にしているため、
視認性がよく、SD画質であるという不利益を感じさせません。


「天空の機士ロデア」はWiiリモコン1本で操作できるという、
“分かりやすさ”というコンセプトのもと作り込まれた快作です。


AボタンとBボタンとジャイロ操作だけ遊べる、
簡単に操作が覚えられる、
なのにアクションゲームとしての硬派な部分(歯ごたえ)がしっかり残されている……。

制作スタッフのみなさんは、
Wiiリモコンのしくみを利用したアクションゲームの理想型をよく理解なさっているなあと思います。

私はWiiリモコンのことを優れたゲームコントローラーだと評価しているので、
このような作品をプレイできることが嬉しくってたまりません。


ヌンチャクや十字ボタンでカメラ操作をした方が便利なのかな? とはじめは考えたのですが、
操作に慣れてくるとカメラ操作がなくとも快適に遊べるよう計算されたステージデザインであることが分かってきました。

Wiiリモコンを振った角度にあわせてロデアが飛翔するのですが、
このジャイロ操作がゲームに深みを与えています。


Wiiスポーツなどの体感ゲームの要素と、アクションゲームの要素、
両方のいいとこ取りに成功している作品ですね。


Wii U版「ロデア ザ スカイソルジャー」は、
Wiiリモコンに非対応、ジャイロ操作ができなくなりました。

Wii版のような爽快感や直感的な分かりやすさは減りましたが、
アクションゲームとしてかなりのアレンジが加えられており
全く別の面白みが生まれているわけです。


「ロデア ザ スカイソルジャー」は直感的な操作がなくなった代わりに、
ABXYボタンを押すことで再現できるアクションの種類が増えています。

操作するために必要なボタンの数が増えたため、
覚えることが多くなってしまっています。

また、飛翔時間に制限があるので
操作ミスが命取りになりやすいです。

Wii版の方がリトライが容易である、と言えるでしょう。


Yボタンを押しながら上空へ浮遊するアクションや、
左スティックとYボタンを押しての急降下アクションは、Wii U版ならではの気持ちよさ

右スティックでカメラを動かしたり、
その場で簡単にジャンプできるようになっているので
通常のアクションゲームのように操作したい人はこちらのほうが向いていると思います。

ただ、Wii版よりも難易度は高めです。
チャプター2でゲームオーバーになりそうになりました。


Wii版とは遊びの設計が異なっているのに、
マップや仕掛けなどがそのまま踏襲されている部分が多いので、
難易度調整がうまくいっていない印象をうけました。


◆最後に……



子供の頃に、セガサターンの「ナイツ(NiGHTS)」をプレイしたときの感動は忘れられません。

「ナイツ」をプレイする前は、
アクションゲーム=小さなミスで即ゲームオーバーになってしまうというイメージでした。

「ナイツ」にはプレイヤーを突き放すような難しさはなく、
触っているだけでとてもワクワクする気持ちになれました。

セガサターンが故障して、うまくセーブできなくなっても
ずっと「ナイツ」だけはプレイしていました。


「ナイツ」を手がけた中裕司さんの新作、
しかも「ナイツ」のように空を飛び回って遊べるゲームがでると聞いたときは
本当に嬉しかったんですよ。

「天空の機士ロデア」がリリースされるまで紆余曲折あったようですが、
無事発売されたことを祝福したいです。


Wii版の「天空の機士ロデア」がこのまま封印されてしまうなんて、あまりに悲しすぎます。
何らかの形で再リリースされるよう願っています。



【Amazonで購入する】
ロデア・ザ・スカイソルジャー ※モバイル用リンク


【関連記事】
【祝! ベヨネッタ2発売】なぜ私はベヨネッタの虜になったのか。XBOX360版を100時間以上プレイした経験から語ってみました
「大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U」両者のパッケージ版をいろいろ比較してみた





Viewing all articles
Browse latest Browse all 555

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>